ホットヨガとは?期待できる効果と常温ヨガとの違いを解説

ホットヨガとは?期待できる効果と常温ヨガとの違いを解説 ホットヨガ

「ホットヨガって聞いたことはあるけど、どんなことをするんだろう」
「どんな人がやってるのかな?」
ピラティスおすすめとの違いは?」

今回は、ホットヨガの基本についてFIT RENAISSANCE編集部が分かりやすく解説します。
ホットヨガが気になる人は、ぜひ参考にしてみてください。

ホットヨガとは高温多湿の教室で行うヨガ

ホットヨガとは、身体を動かして精神を鍛えるハタヨガから派生したヨガのことです。汗をかきやすい「高温・多湿の教室」で行うのが特徴です。

普通のヨガよりも、柔軟性が向上しやすく、リラックス効果も高いと言われています。また、ダイエット目的で始める方も多くいます。ホットヨガは、大手のホットヨガスタジオLAVAを中心に流行っている人気エクササイズです。

ホットヨガをあまり知らない方へ、「意味」「歴史」「魅力」の3つのポイントを解説します。

ホットヨガの意味

高温・多湿の教室でヨガを行うことから「ホット」という言葉が使われています。英語圏でも「Hot Yoga」の呼称が使われています。一方で、「Bikram Yoga(ビクラムヨガ)」と呼ばれることもあります。

ビクラム・チョードリー氏が始めた「Bikram Yoga(ビクラムヨガ)」がホットヨガのルーツとなっているためです。インド出身のヨガ指導者がアメリカで高温環境下で行うヨガを始め、今のホットヨガのスタイルに繋がりました。今やホットヨガは、世界各国で愛されるヨガのスタイルとなっています。

ホットヨガの歴史

実は、ホットヨガは「日本」との繋がりが非常に深く、日本人に愛されてきた経緯があります。

ビクラム氏が始めたとされる高温環境下でのヨガは、四季の温度差が激しい日本において親和性が高く、健康的な運動として高く評価されました。

2000年頃に、日本で空前のホットヨガブームが始まり、欧米にもその人気が波及していきます。そして、日本のホットヨガ人気を推し進めた草分け的存在である「LAVA」が誕生しました。気軽にホットヨガが体験できる教室として、今もなお人気を集めています。

ホットヨガの魅力

ホットヨガには、様々な魅力があります。中でも「ストレス解消」「ダイエット効果」「友達ができる」の3点の魅力に惹かれてホットヨガを始める方が多くいます。

  • ストレス解消
  • ダイエット効果
  • 友達ができる

ホットヨガは温かい室内でのヨガを行うため、身体をリラックスさせる効果があります。呼吸法や瞑想を取り入れることで、心身の緊張を解きほぐし、日々のストレスを解消することができます。

また、汗をかきながらのポーズや動きにより、代謝を高め、脂肪燃焼効果が期待されます。また、筋肉を使うことで筋力アップや引き締め効果もあり、ダイエットをサポートすることができます。

さらに、老若男女を問わず、幅広い年齢層が始めることができるのも魅力です。子供から高齢者まで、性別や年齢に関係なく参加することができます。ホットヨガを通じて、さまざまな人と出会い、コミュニケーションを楽しむこともできます。

ホットヨガの主な効果は4つ

ホットヨガは、通常のヨガと同じく「柔軟性の向上」が期待できます。さらに、下記のような効果が期待できます。

  • 柔軟性の向上
  • ダイエット効果
  • ストレス解消
  • 美肌効果

高温・多湿の教室で行われることから、大量の汗をかくことからダイエットにも適しています。また「ストレス解消」や「美肌効果」といった様々な効果も期待できます。

「常温ヨガ」と「ホットヨガ」の違い

常温ヨガとホットヨガの違い

通常のヨガは、ホットヨガに対して「常温ヨガ」と呼ばれています。「ホットヨガ」「常温ヨガ」のどちらを始めるべきか迷ってしまいますよね。

  1. カロリー消費量
  2. 環境
  3. 自律神経
  4. 通いやすさ
  5. 格好

「ホットヨガ」と「常温ヨガ」の違いについて5つのポイントで解説していきます。

タイプカロリー消費量温度湿度自律神経通いやすさ格好
ホットヨガ約300〜400kcal40度40〜60%交感神経通いにくい長袖・長ズボン
常温ヨガ約150〜300kcal20〜25度副交感神経通いやすい指定なし

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ホットヨガはカロリー消費量が多い

ホットヨガと常温ヨガの大きな違いの一つが「カロリー消費量」です。ホットヨガ教室が高温多湿のため、代謝が上がりやすく、カロリー消費が増えるとされています。

成人の場合、一般的に1時間あたりの消費カロリーは、常温ヨガは約150〜300kcalです。一方、ホットヨガは約300〜400kcalと言われています。ホットヨガは常温ヨガの約1.5倍〜2倍近くのカロリーを消費しやすいといえます。

しかし、カロリー消費量は個人差が大きく、ヨガのレッスン内容・年齢・性別によって異なるため注意が必要です。

湿度や温度の環境が大きく異なる

ホットヨガと常温ヨガは教室の「温度・湿度」が大きく異なります。

ホットヨガは、温度40度・湿度40〜60%を常に保っています。一方、常温ヨガは、通常の室温(約20〜25で行います。湿度は、特別な調整がされず、季節によって変わります。

ホットヨガを体験したことがない人は、高温多湿の教室がイメージしにくいと思います。気になる方は、各ホットヨガ教室の体験受講を試してみましょう。

優位になる自律神経が異なる

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2つから構成されています。それぞれがバランスを取りあっています。「交感神経」は身体を興奮状態にし、「副交感神経」はリラックス状態にします。

ホットヨガは、高温の教室で行われるため、身体が熱を発し「交感神経」が優位となります。一方、常温ヨガはリラックスした状態で行われるため「副交感神経」が優位になります。

ホットヨガと常温ヨガは、自律神経に対して異なった影響を与えます。ホットヨガは「冷え性」「疲れが溜まっている」人に向いています。それに対して、常温ヨガは「不眠」「ストレス」に悩んでいる人に向いています。

ホットヨガは毎日通うのが難しい

ホットヨガと常温ヨガの通う頻度

ホットヨガと常温ヨガは「通いやすさ」にも違いがあります。高温多湿のハードな環境で行われるホットヨガに毎日通うことは難しく、月に1〜10程度のペースで通うことになります。

常温ヨガは、発汗量が少なく身体的なストレスも少なく、毎日通うこともできます。ゆっくりとした「リラックスコース」「呼吸法を学ぶコース」など、負担の少ないコースが多数あります。

ホットヨガの格好は特に指定がない

ホットヨガと常温ヨガの格好の違い

ホットヨガの格好は「身体を冷やさない」ように長袖・長ズボンが推奨されています。常温ヨガは、特に指定がなく「動きやすい服」であれば問題ありません。

各ヨガスタジオによって、服装のルールが決まっているため、確認しておきましょう。

ホットヨガのポーズは常温ヨガと同じ

ヨガスタジオ

「ホットヨガ」行うポーズは「常温ヨガ」と同じです。しかし、高温多湿の教室ならではの違いがあります。

例えば、ホットヨガは汗をかきやすくマットが滑りやすい環境です。ポーズを取る際に、マットの上にタオルを敷いたり、ヨガブロックや壁を使って滑りにくくする必要があります。

常温ヨガでは、できたはずの「激しい動き」や「難しいポーズ」は、ホットヨガではできなかった、といったこともあります。

よく使うポーズ

下記の5つのポーズは、ホットヨガでも行いやすく人気のあるポーズです。

  • ウォーリアⅠポーズ
  • ウォーリアⅡポーズ
  • 三角ポーズ
  • ダウンドッグポーズ
  • ピジョンポーズ
ウォーリアⅠポーズ
ウォーリアⅠポーズ

初心者でも簡単にできるポーズから難しいポーズまで幅広い難易度があります。

ホットヨガはどんな人が行っている?

老若男女が楽しむホットヨガですが、どんな人が行っているのでしょうか?3つの視点から解説していきます。

  1. 性別
  2. 年齢層
  3. ホットヨガをやる目的

それぞれ詳しく見ていきましょう。

女性の利用者が多い

女性からの支持を集めながら発展してきたヨガは、男性よりも女性の受講者の方が多くいます。

しかし、最近ではサッカー選手の「長友佑都さん」や野球選手の「イチローさん」といった有名人がヨガに取り組んでいることが知られています。このような背景もあり、男性にとってもヨガは身近な存在になっています。

また、女性と男性ではヨガを始める目的が異なります。女性が「美容」「ダイエット目的」でホットヨガを始めるのに対して、男性は「運動不足」「トレーニング」を目的とすることが多い傾向にあります。

年齢層は幅広い方がいる

20〜30代の若年層が多いイメージのホットヨガですが、実は幅広い年齢層の方が楽しんでいます。また、最近では運動不足に悩む中高年の方の参加も増えています。

若年層の方は、ボディメイクやダイエット、ストレス解消といった目的で始めることが多い傾向にあります。一方、中高年の方は、運動不足や睡眠の悩みといった身体の不調を改善する目的で参加する方が多くいます。

ホットヨガをやる目的は様々

ホットヨガは様々な効果が期待できることから下記のような目的で始めている方がいます。

  • ダイエット
  • 健康増進
  • 運動不足解消
  • ストレス解消
  • 柔軟性向上

ホットヨガをやる目的は様々です。ホットヨガをやる方は、前向きでアグレッシブな方が多い傾向にあります。

ホットヨガに関するよくある質問

ホットヨガを始める前に知っておきたい「よくある質問」をまとめました。

メリット・デメリットは?

ホットヨガの代表的なメリットは、高温多湿の環境下でのヨガによるストレス解消効果ダイエット効果が期待できることです。高温の環境での運動により多くの汗をかき、基礎代謝を上げることができ、柔軟性向上にも効果的です。

一方、ホットヨガのデメリットとしては、熱中症の危険性があることや、ヨガ教室の料金が高額であることが挙げられます。適切な水分補給や休憩をしっかりと行い、自身の体調に合ったヨガの実践が重要です。国民生活センターでもホットヨガによる体調不良に関して注意喚起を行っています。また、ヨガ教室の料金については事前に確認し、自分の予算に合った教室を選ぶことが大切です。

どのくらいの頻度で行けばいい?

ホットヨガの適切な頻度は「運動習慣の有無」「目的」等によって大きく異なります。一般的に、週に1〜2回程度通うことで、健康維持に繋がるとされています。

男性もホットヨガ教室に入会できる?

ホットヨガ教室によっては、入会者を女性限定にしているところもあります。しかし、大手のホットヨガ教室には男性も多く参加しています。中には、男性専用のレッスンも開講していることがあります。男性も気軽にホットヨガを楽しむことができます。

ホットヨガ教室の探し方

ホットヨガ教室の選び方は以下の2つのポイントで選ぶことがコツです。

  1. 設備・施設の充実度
  2. 料金・キャンペーン

それぞれ詳しく見ていきましょう。

設備・施設の充実度

ホットヨガは、教室内の温度・湿度が重要ですので、適切な温度・湿度管理がされているかを確認しましょう。高い温度と湿度がホットヨガの効果を引き出すために必要です。

また、シャワー室の清潔さや化粧ルームの充実度にも注意が必要です。ヨガの後にはシャワーを浴びることが多いため、シャワー室の清潔さは重要です。また、メイクを落とすための化粧ルームの充実度もチェックしましょう。

大手のホットヨガ教室は、適切な温度・湿度管理がされ、清潔な環境が維持されていることが多いため、おすすめです。

料金・キャンペーン

大手のホットヨガ教室の中でも、料金やキャンペーンが大きく異なります。自分の通う回数に合ったプランを選ぶことで、よりお得に通うことができます。

まず、自分の通う頻度に合ったプランがあるかを確認しましょう。毎日通う人向けのプランや、週に数回通う人向けのプランなど、通う回数によって料金が異なることがあります。

また、キャンペーン情報もチェックしましょう。期間限定の特別価格や入会特典など、キャンペーンを活用することでお得にホットヨガを始めることができます。

料金とキャンペーンを比較する際には、初期費用や月額費用だけでなく、解約料や縛りの有無などの契約条件も注意深く確認しましょう。自分の予算に合ったプランを選ぶことで、無理なくホットヨガを続けることができます。

最近のホットヨガは教室は多彩なプログラムが豊富

最近のホットヨガ専門教室には、多彩なプログラムがあります。ホットヨガだけではなく、オリジナルエクササイズを楽しむことが出来ます。

例えば、人気ホットヨガ教室「LAVA(ラバ)」では、下記のようなユニークなプログラムが人気です。毎回違った「特別なプログラム」が受講できるのは嬉しいですね。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

おすすめのホットヨガ教室3選

最後に、初めての方でも安心して通えるおすすめのホットヨガ教室を3選ご紹介します。大手のホットヨガ教室は、初心者向けコースが充実しており、初めての方でも参加できます。

カルドはビギナーヨガが人気

カルド
入会金11,000円
体験入会あり
月額料金9,900円〜14,960円
営業時間各曜日のレッスンスケジュールによる

カルドは初心者向けの「ビギナーヨガ」プログラムが人気です。一つのポーズを丁寧に学び習得していきます。少なめの運動量のため、体力に不安のある方にもおすすめです。

LAVAはヨガベーシックなどの初心者向けコースがある

LAVA
入会金5,000円
体験入会あり
月額料金4,800円〜16,800円
営業時間各曜日のレッスンスケジュールによる

LAVAのオリジナルレッスン「ヨガベーシック」は、ヨガの基本である呼吸法を学びます。無理なく一からホットヨガを学びたい方におすすめです。

ロイブはスタンダード60で初めての方でも安心

ロイブ
入会金1,000円
体験入会あり
月額料金8,100円〜12,200円
営業時間各曜日のレッスンスケジュールによる

「スタンダード60」は、初めての方の基本コースです。運動が得意ではない人も、参加出来る60分間のゆったりとしたプログラム。まずは基本レッスンから学びましょう。